WordPressのスライダーに表示期間を設定して、時刻どおりに自動で差し替える方法【プラグイン無料配布】

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トップページのスライダーで新商品やキャンペーンを告知していると、「12時の公開に合わせてスライダーを差し替える」「販売が終わった告知を外す」という作業が、毎回その時刻に発生します。差し替えを忘れると、終わったキャンペーンがいつまでもトップに出たままになります。

そこで、スライダーの1枚ごとに「表示を始める日時」と「表示を終える日時」を予約しておけるWordPressプラグイン「ETBS Scheduled Slider」を作りました。プラグインは無料でダウンロードできます。

公開時刻に合わせた差し替え作業、毎回発生していませんか?

告知の多いサイトでは、スライダーの中身が週に何度も変わります。

  • 新しい告知は、プレスリリースや SNS と同じ時刻(たとえば平日の12時)に出したい
  • 販売期間やキャンペーンが終わったら、そのスライドは外したい
  • でも、差し替えのたびにトップページを編集するのは手間がかかり、時刻ちょうどに作業できるとも限らない

WordPress の「予約投稿」は投稿やページ単位の機能なので、「スライダーの中の1枚だけを、この時刻に出す・消す」ことはできません。ページを丸ごと予約で差し替える方法もありますが、それだと次の差し替えのたびに、ページ全体の写しを作り直すことになります。

ETBS Scheduled Slider について

ETBS Scheduled Slider は、VK Blocks のスライダーを管理画面から1枚ずつ差し替えられるようにするプラグインです。

  • スライドごとに、表示開始・表示終了の日時を予約できます。指定した時刻になると、自動でトップページに出たり消えたりします
  • 差し替えのたびにページを編集する必要はありません。スライドは専用の一覧画面で管理します
  • 動きと見た目は VK Blocks(無料版でも可)のスライダーをそのまま使います。今のスライダーと同じ見た目のまま置き換えられます
  • 1つのサイトに複数のスライダーを作れます

実際に、告知の多いお客様のサイトのトップページで使っています。12枚あったスライドをそのまま移し、見た目や動きを変えずに切り替えました。

インストール手順

  1. この記事の最後にある「ダウンロード」から zip ファイルを保存します
  2. WordPress の管理画面で「プラグイン」→「新規追加」→「プラグインのアップロード」を開き、zip ファイルを選んで「今すぐインストール」を押します
  3. 「プラグインを有効化」を押します

あわせて VK Blocks(無料版または Pro)を有効にしておいてください。VK Blocks が無効のときは、スライダーは表示されません。

新しい版が出たときは、ほかのプラグインと同じように管理画面の「更新」に表示されます。

使い方

1. スライダーを作る

管理画面の「スライダー」→「スライダーを追加」で、スライダーを作ります。名前(例「トップ」)を付け、自動再生の間隔や1画面に見せる枚数、矢印の位置などの動きを選びます。項目は VK Blocks のスライダーと同じです。

スライダーの編集画面の動きの設定

2. スライドを登録する

「スライダー」→「スライドを追加」で、1枚ずつ登録します。

  • タイトル欄には、画像の代替テキスト(告知文)を入れます
  • スライダーを選んで「下書き保存」すると、画像を選ぶ欄が出ます
  • 画像・リンク先・表示開始日時・表示終了日時を入れて「表示に登録」を押します

表示開始日時は必須です。すぐに出したいときは「今すぐ表示する」ボタンで今の日時が入ります。表示終了日時は空欄でもかまいません(空欄なら消えません)。

日時の欄の下には「→ 2026年10月31日(土)23:59 に表示終了(あと4日8時間)」のように、入れた日時を曜日と残り時間つきで書き戻します。午前と午後の取り違えや、日付の打ち間違いにその場で気づけます。

スライドの編集画面。画像・リンク先・表示開始・表示終了

3. ページにブロックを置く

スライダーを出したいページに、ブロック「予約スライダー」を置き、作ったスライダーを選びます。ブロックの中に、今表示している枚数と次の切り替えの時刻が出ます。

ブロックエディタで「予約スライダー」を置いたところ

4. 切り替わった後の表示を先に確かめる

スライドの編集画面と一覧には、「この時刻の表示を見る」リンクがあります。開くと、その時刻にトップページがどう見えるかを、下書きのスライドも含めて確かめられます。ページの上には「プレビュー中」の帯が出るので、今の表示と取り違えません。この表示は、ログインしている編集者以上の人にだけ見えます。

プレビュー中の帯が出たページ

技術的な実装について

時刻どおりの切り替えに cron を使わない

予約の機能というと、WordPress の予約投稿と同じ WP-Cron を思い浮かべるかもしれません。ただ、WP-Cron はサイトに誰かがアクセスしたときに動く仕組みです。ページキャッシュが効いているサイトでは、保存済みのページを返すあいだ PHP が動かないため、人が集まる公開時刻ほど切り替えが遅れることがあります。

このプラグインは cron を使いません。ページを出すときに「次に切り替わる時刻」を計算し、LiteSpeed Cache にページの保存期間を「その時刻まで」と伝えます。時刻を過ぎて最初に開かれたときにページが作り直され、その時点の並びで表示されます。表示開始前のスライドは、HTML にも一切出しません。

VK Blocks のスライダーと同じ HTML を出す

スライドの動きや見た目は、自前では持っていません。VK Blocks のスライダーブロックと同じ HTML を出し、動きと CSS は VK Blocks に任せています。そのため、今 VK Blocks のスライダーを使っているページなら、見た目を変えずに置き換えられます。

サイトに合わせた「ひな形」

1枚のスライドにどの画像を何枚使うか、どんな HTML にするかは「ひな形」で決まります。本体には、画像1枚にリンクを付けた標準のひな形が入っています。

パソコン・タブレット・スマートフォンで違う画像を出し分けるなど、サイト固有の作りが必要な場合は、そのサイト用のひな形を追加できます。冒頭のお客様のサイトでは、1枚に3つの画像を使うひな形を用意し、今のトップページと同じ HTML を出すようにしました。

今のスライダーからの移し替え

既存の VK Blocks のスライダーから、スライドを自動で作るコマンド(WP-CLI)も入っています。画像・代替テキスト・リンク先を読み取ってスライドを作ります。先に --dry-run を付けて、どのスライドがどう登録されるかを確かめてから実行できます。

wp etss import-vk-slider <ページの ID> --slider=<スライダーの ID> --dry-run

枚数が少なくてもループを止めない

VK Blocks のスライダーは、1画面に見せる枚数に対してスライドが少ないと、ループ(最後から最初に戻る動き)が止まります。表示期間で枚数が減ったときにも見た目が崩れないよう、このプラグインは足りない分だけ並びを繰り返して表示します。1枚だけのときは、自動再生とドットを止めます。

注意事項

  • 時刻どおりの切り替えは、LiteSpeed Cache を使っているサイトで確かめています。LiteSpeed Cache が無く、ページキャッシュも使っていないサイトでは、毎回ページが作られるので時刻どおりに切り替わります
  • LiteSpeed Cache 以外のページキャッシュ(キャッシュ系プラグインやサーバのキャッシュ)を使っている場合は、そのキャッシュが切れるまで切り替えが遅れることがあります
  • スライドの管理画面は、既定では編集者以上(固定ページを編集できる人)に表示されます
  • プラグインを削除しても、作ったスライダーとスライドは残ります

動作要件

項目要件
WordPress6.3 以上
PHP7.4 以上
VK Blocks無料版または Pro(必須)
LiteSpeed Cache任意(時刻どおりの切り替えに使います)

ダウンロード

ETBS Scheduled Slider を無料ダウンロードできます。

同じシリーズの「PageGuard」(特定のページだけに ID・パスワードをかけるプラグイン)や「ETBS Edit Conflict Guard」(複数人が同じ投稿を同時に編集したときの上書き事故を防ぐプラグイン)も公開しています。

有償サポートやカスタマイズ(サイトに合わせたひな形の作成など)をご希望の方は、弊社サポートページ からお問い合わせください。

自己紹介

松田 大と申しますm(_ _)m
インディーズでミュージシャンをやっていたのですがいつのまにか…

とある企業でショップのアルバイトスタッフから正社員、支店長を経てシステム部門に異動するという、開発担当としては変わった経緯を持っている方だと思います。

「Excel VBA」からスタートして、Yamaha RTX シリーズで VPN環境構築、Hyper-V環境構築、Windowsアプリ開発などを経験した後、「 WordPress 」に出会い、どっぷりハマっています。

現在勤めているETBS合同会社では、「 WordPress 」を活用したWEBサイト、業務用WEBアプリケーション開発を中心に、記事の執筆代行や掲載に必要な情報のリサーチ、映像のテロップ入れや切りはりなどの簡単な動画編集なども、まとめて行なっています。

宮崎県 都城市 出身。東京都 葛飾区 在住。現在、代表兼二児のパパ。子育てを通じて、こどもたちにもプログラミングの楽しさに触れてほしいと思うようになり、「 こどもICTかつしか教室 」を開講中。最近は童心に帰り、簡単なゲーム制作なんかも楽しんでいます(^_^)。

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