Disk2vhd で物理サーバーをVHDに変換〜Hyper-V環境へ①


古い「Windows 2003 Server」を仮想化して新しいハードに移したいという依頼を頂いたのでその時の作業を何回かに分けてご紹介します。今回はWindows系の物理サーバーを仮想化するときに便利な「Disk2vhd」について。

Windows Sysinternalsからダウンロード

最新版はこちらからダウンロードできます。
https://technet.microsoft.com/ja-jp/sysinternals/ee656415
2016/2/3時点ではv2.01が最新なのですが、今回は以前ダウンロードしていたv1.63を利用しました。

Disk2vhdの使い方

 
disk2vhd
 
「Prepare for use in Virtual PC」のチェックは「Hyper-V」環境の場合はチェック不要です。
画像では都合により削除していますが、USBで外付けハードディスクをEドライブとして接続しています。
今回CドライブとDドライブにパーティション分けされたハードディスクが1台搭載されていたので「E」のチェックを外し、「C」と「D」をチェック。保存先を「E」内のフォルダにしました。パスとファイル名を指定したら、「Create」ボタンをクリックします。
完了すると指定したフォルダにVHDファイルが作成されます。

v2.01の場合

尚、今回使わなかったv2.01では「Prepare for use in Virtual PC」のチェックがなくなり、「Use Vhdx」と「Use Volume Shadow Copy」のチェックが追加されています。
 

 
「Use Vhdx」
チェックを入れるとVHDX形式の仮想ドライブが作成出来ます。外すとVHD形式になります。

「Use Volume Shadow Copy」
VSSのない特定のWindowsでチェックを外してください。(v1.xxではオフに出来ませんでしたが、 オフにすることで「WinPE」環境でもVHD/VHDXを作成できるようです。)

以前試した時、「WinPE」で利用出来なかったのでガッカリしたのですが使えるようになったのは非常に便利ですね。次回は「Hyper-V」上での設定について紹介したいと思います。

自己紹介

松田 大と申しますm(_ _)m
インディーズでミュージシャンをやっていたのですがいつのまにか…

とある企業でショップのアルバイトスタッフから正社員、支店長を経てシステム部門に異動するという、開発担当としては変わった経緯を持っている方だと思います。

「Excel VBA」からスタートして、Yamaha RTX シリーズで VPN環境構築、Hyper-V環境構築、Windowsアプリ開発などを経験した後、「 WordPress 」に出会い、どっぷりハマっています。

現在勤めているETBS合同会社では、「 WordPress 」を活用したWEBサイト、業務用WEBアプリケーション開発を中心に、記事の執筆代行や掲載に必要な情報のリサーチ、映像のテロップ入れや切りはりなどの簡単な動画編集なども、まとめて行なっています。

現在、代表兼二児のパパ。子育てを通じて、こどもたちにもプログラミングの楽しさに触れてほしいと思うようになり、「 こどもICTかつしか教室 」を開講中。最近は童心に帰り、簡単なゲーム制作なんかも楽しんでいます(^_^)。

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