MacとWindowsの TFTP コマンドの違いについて


先日、MacのターミナルからTELNET接続した際の文字化け対応法をご紹介しましたが、今回は TFTP コマンド。YAMAHAルータでコンフィグファイルの書き出し、書き込みやファームウェアのアップデートなどでよく使うのですが、今更ながら、MacでもTFTPコマンドを使えることを知りました!コンフィグファイルの取得、書き込みを例にコマンドの違いについて参考までに記載いたします。

接続テストするYAMAHAルータ側の設定

違いを比較する前に、TELNETでYAMAHAルータに接続して「tftp host」コマンドで作業を行うPCのIPアドレスを設定します。
※xxx.xxx.xxx.xxxはルータのIPアドレス、xxx.xxx.xxx.zzzは作業を行っているMac、WindowsのIPアドレス、********はパスワードです。

$ telnet xxx.xxx.xxx.xxx
Password:********
> administrator
Password:********
# tftp host xxx.xxx.xxx.zzz
MacでTFTPコマンド

ターミナルをTFTPコマンドでYAMAHAルータに接続します。

$ tftp xxx.xxx.xxx.xxx

tftp

設定を取得するコマンドは以下のとおりです。

tftp> get config/******** conf.txt

get

指定したフォルダに保存されます。

conf

設定を書き込むコマンドは以下のとおりです。

tftp> put conf.txt config/********

終了する場合は以下のコマンドを入力します。

tftp> quit
WindowsでTELNETやTFTPを行う前に

Windows Vista以降のOSではそのままではTELNETやTFTPコマンドを使えないため、まずはWindowsの機能を有効にします。「コントロールパネル」を開いて「プログラム」をクリックします。

コントロールパネル

プログラム

「プログラムと機能」をクリックします。

プログラムと機能

左側にある「Windowsの機能の有効化または無効化」をクリックします。

Windowsの機能の有効化または無効化

「TELNETクライアント」と「TFTPクライアント」にチェックを入れて「OK」をクリックします。

「TELNETクライアント」と「TFTPクライアント」にチェック

WindowsでTFTPコマンド

WindowsではMacと異なり一行で記述します。コマンドプロンプトを起動し、以下のような形式で入力します。

>tftp xxx.xxx.xxx.xxx get config/******** conf.txt

設定を書き込むコマンドは以下のとおりです。

>tftp xxx.xxx.xxx.xxx put conf.txt config/********

コマンド

MacとWindowsでコマンドの扱い方は異なりますが、基本的な構文は同じなので、特に意識せず使えると思います。

自己紹介

松田 大と申しますm(_ _)m
インディーズでミュージシャンをやっていたのですがいつのまにか…

とある企業でショップのアルバイトスタッフから正社員、支店長を経てシステム部門に異動するという、開発担当としては変わった経緯を持っている方だと思います。

「Excel VBA」からスタートして、Yamaha RTX シリーズで VPN環境構築、Hyper-V環境構築、Windowsアプリ開発などを経験した後、「 WordPress 」に出会い、どっぷりハマっています。

現在勤めているETBS合同会社では、「 WordPress 」を活用したWEBサイト、業務用WEBアプリケーション開発を中心に、記事の執筆代行や掲載に必要な情報のリサーチ、映像のテロップ入れや切りはりなどの簡単な動画編集なども、まとめて行なっています。

現在、代表兼二児のパパ。子育てを通じて、こどもたちにもプログラミングの楽しさに触れてほしいと思うようになり、「 こどもICTかつしか教室 」を開講中。最近は童心に帰り、簡単なゲーム制作なんかも楽しんでいます(^_^)。

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