
社内で利用しているソフトが概ね「macOS Sierra」に対応したので、そろそろインストールしたいと思ったのですが、「 VMware Fusion 」だけは、最近あまり使用していない(非常に使いやすいのですが、ほとんど「Remote Desktop」を使っているため、アップグレード費用が…)ので、これを機に「 VirtualBox 」に変更しました。参考までに移行方法をまとめます。
Parallels Desktop 12 for Mac Retail Box JP (通常)
目次
はじめに
念のため、作業前にバックアップを行った方がいいと思います。仮想マシンからVMware Toolsをアンインストールしてシャットダウンします。
「 VirtualBox 」をインストール
まずはこちらからインストールに必要なdmgファイルをダウンロードします。
https://www.virtualbox.org/wiki/Downloads
ダウンロードしたdmgファイルを実行します。
「 VirtualBox 」で仮想マシンを作成
移行する仮想マシンと同じ仕様でとりあえず設定をしていきます。(仮想ハードディスクは後から設定します。)
警告が表示されますが、そのまま進めます。
「 VirtualBox 」に仮想ハードディスクを設定する
とりあえず、vmdkファイルを変換せずに試してみます。(「 VirtualBox 」はParallels、VMware、Hyper-Vなどの様々な仮想HDD形式に対応しているようです。)
vmdkファイルを移動します。(今回、対象のファイルはMacintosh HD > ユーザー > (ユーザー名) > 書類 > 仮想マシンです。)右クリックして「パッケージ内容を表示」を選択します。
先ほど作成した仮想マシンを選択し、「設定」をクリックします。
で、起動してみましたが「Error loading operating system」エラー…。
「 VMware Fusion 」の設定がSCSIだったので、「 VirtualBox 」もSCSIにしたのですが認識せず…。
IDEにして修復インストールを実行したら、修復は実行されましたが、起動せず…。
回復コンソールからfixmbrとfixbootを実行しましたが起動せず…。
結局、「Time Machine」バックアップから復元して変換することにしました。
ただ、社内環境がほとんど「Hyper-V」環境なのでVDI形式ではなく、「Disk2vhd」を使ってVHD形式にしました。変換後、マウントして起動したら問題なく動作しました。
VGAドライバのインストール
VGAドライバのインストールはセーフモードから行った方がいいようです。Windows起動前に「F8」を押し、セーフモードで起動します。
感想
最近Macで仮想マシンを使うのがコンソールケーブルを扱うときだけなので、「Windows XP」のまま使っています。エレコムのUSBシリアルを使っていますが、問題なく認識しました。
いろいろ遠回りしましたが、「Disk2vhd」で変換したせいか、5G近くハードディスクの空きが増えました!用途によるのだと思いますが、「 VMware Fusion 」と比べてもそれほど遜色なく使えそうな印象です。
自己紹介
インディーズでミュージシャンをやっていたのですがいつのまにか…
とある企業でショップのアルバイトスタッフから正社員、支店長を経てシステム部門に異動するという、開発担当としては変わった経緯を持っている方だと思います。
「Excel VBA」からスタートして、Yamaha RTX シリーズで VPN環境構築、Hyper-V環境構築、Windowsアプリ開発などを経験した後、「 WordPress 」に出会い、どっぷりハマっています。
現在勤めているETBS合同会社では、「 WordPress 」を活用したWEBサイト、業務用WEBアプリケーション開発を中心に、記事の執筆代行や掲載に必要な情報のリサーチ、映像のテロップ入れや切りはりなどの簡単な動画編集なども、まとめて行なっています。
宮崎県 都城市 出身。東京都 葛飾区 在住。現在、代表兼二児のパパ。子育てを通じて、こどもたちにもプログラミングの楽しさに触れてほしいと思うようになり、「 こどもICTかつしか教室 」を開講中。最近は童心に帰り、簡単なゲーム制作なんかも楽しんでいます(^_^)。
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