
お客様からノートPCが立ち上がらないと連絡を頂き分解したら内部がヌルヌル…。聞いてみたところ、数日前に液体洗剤をかけてしまったとのこと。水と違って数日経つのに全く乾いていませんでした…。ハードディスクは被害を免れたのですが、衝撃などのせいか、PCに繋ぐとフォーマットするように促されました!
前置きが長くなりましたが、「専門業者に出して数十万かけるほどではないが、可能であればデータを救済して欲しい」ということで、以前「VHDファイルのパーティションサイズ変更〜Hyper-V環境へ③」でご紹介させて頂いた「EaseUS Partition Master」を開発している「EaseUS」社の「Data Recovery Wizard」を試してみました。「EaseUS Partition Master」と同じく直感的な操作で、 簡単にデータ復元 出来ます。
目次
対象のハードディスクを正常なPCに接続
今回は「Windows 7」のPCにCENTURY社の「裸族のお立ち台」でハードディスクを接続しました。
「Data Recovery Wizard」をインストール
「Data Recovery Wizard」の公式ページ
https://jp.easeus.com/data-recovery-software/drw-pro.html
こちらからダウンロードし、インストールを進めます。
Free版とPro版の違いは無料アップグレードと技術サポート、復元可能データ量です。Free版の復元可能データ量は2GBですがPro版は無制限となっています。(詳細はこちら)Free版を試して、復元したいファイルが復元出来そうであれば、容量を気にする必要がないPro版の方がオススメです。(動画ファイルやOutlookのPSTファイルなどは一つのファイルで2GBを超えるケースもよく見受けます。)起動後、こちらの画面からも購入、ライセンス認証が可能です。
「Data Recovery Wizard」でデータを復元
早速、実際に復元を行っていこうと思います。
対象のファイルを右クリックし、「リカバリー」を選択すると、保存先を選択するダイアログが表示されます。(画像等は「プレビュー」を選択すると、保存前に確認できます。)
使ってみた感想、ちょっとしたレビュー
全ての機能を網羅したわけではないので、レビューと言うには薄い内容ですが、最初この表示が「なんだろ?」って思いました。
実際には「回復パーティション」とか「リカバリー領域」なのだと思うのですが、「紛失したディスクドライブ」だとちょっと分かりにくい気がします…。
それ以外の表示は全く問題なく、マニュアル等を見なくても直感的な操作性で、簡単にデータ復元できました。この後、古いSDカードやUSBはどうだろうと思い、ちょっと試してみましたが同じ様に取り出せました。
Windows版以外にもMac向け、iOS向け、Android向けのデータ復元ソフトが用意されています。Mac版も試してみましたが、うっかり削除してしまったデータを見事復元出来ました。
「OS X」には対応していますが、「macOS Sierra」にはまだ対応していないようなので、対応が待ち遠しいです。
自己紹介
インディーズでミュージシャンをやっていたのですがいつのまにか…
とある企業でショップのアルバイトスタッフから正社員、支店長を経てシステム部門に異動するという、開発担当としては変わった経緯を持っている方だと思います。
「Excel VBA」からスタートして、Yamaha RTX シリーズで VPN環境構築、Hyper-V環境構築、Windowsアプリ開発などを経験した後、「 WordPress 」に出会い、どっぷりハマっています。
現在勤めているETBS合同会社では、「 WordPress 」を活用したWEBサイト、業務用WEBアプリケーション開発を中心に、記事の執筆代行や掲載に必要な情報のリサーチ、映像のテロップ入れや切りはりなどの簡単な動画編集なども、まとめて行なっています。
現在、代表兼二児のパパ。子育てを通じて、こどもたちにもプログラミングの楽しさに触れてほしいと思うようになり、「 こどもICTかつしか教室 」を開講中。最近は童心に帰り、簡単なゲーム制作なんかも楽しんでいます(^_^)。
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